暑くなってまいりました。西日本では既に梅雨が明けたそうです。
弊社がある関東地方も梅雨明けが近いかと思います。
今日お話しするのは、自動車の電気電子に関わるお話です。
現在の自動車を構成している部品において、電気電子部品は無くてはならないものとして扱われています。
今後、今まで以上に電動化が進んでいくと、さらに電気電子の力に頼らざるを得なくなるはずです。
その中で、現在課題となっているのは自動車の電気電子システムにおける安全性です。
システムが複雑化し、部品点数が増えている現状、より重視すべき課題と捉えています。
自動車の電気電子における安全には3種類ございます。下記に示します。

機能安全(Functional Safety:FuSa)、SOTIF(Safety of the Intended Functionality)、サイバーセキュリティ(Cyber Security:CS)の3種類になりますが、安全担保の対象も違えば、特徴も違い、そして設計・実装時期も異なるのです。
例えば機能安全は意図機能だけでなくSOTIF要求やCS要求が決まった後、設計・実装プロセスに入るのが理想です。
しかし、SOTIFやCSにおいては、ハザードやセキュリティ脅威の予見が難しく、要求導出に時間がかかるケースや量産後にこれらが発生するケースもしばしば見受けられます。
また、CSにおいてはソフトウェアにターゲットを置いた要求が作成されるので、FUSaのように階層構造の設計がなされたおらず、プロセス上の違いも見受けられます。
これらは全て、自動車の電装品開発の進捗遅れの大きな要因となっているのです。
しかし、開発は違えど、これらの開発アウトプットはシステムや部品に集約されます。車種開発を計画通りに行うためには、これらの安全開発の活動を統合していく手段を構築していかなければなりません。
これらの課題に対して、私・代表が参加している団体(JCOSE、SCN-SG)において、下記の活動を実施しております。
★JCOSE(INCOSE 日本支部)
・”ISO 4規格(ISO 15288, ISO 26262, ISO/SAE 21434, ISO 21448)における統合アプローチの構築”
資料は下記リンク先より無料入手可能です。
JCOSEオートモーティブWG SWG#3 - JCOSE
★SCN‐SG
・”SOTIF開発と機能安全開発の連携における安全コンセプト記述言語SCDLの活用”
機能安全のノウハウ(特に安全分析、SRVA)をSOTIF開発に適用したアイテム上流設計のアプローチ
自動車技術会 2026春季大会・学術講演会にて発表済み。
Summarized Paperは下記より入手できます。
2026年春季大会
⇒ 『5/28(木)講演分のSummarized Paperを公開しました』⇒ 講演番号202
なお、予稿集のダウンロード(大会参加者のみ入手可能)は終了しているとのことです。
・”機能安全セキュリティのコエンジニアリング”
セキュリティ要求を機能安全要求と同様に階層化してマッピングする手法の開発
資料入手にはSCN-SGへの入会が条件となります。下記リンク先よりアクセスください。
SCN-SG 研究会 専用ページ(限定エリア)
既に、成果が出ているものもございますが、未だ道半ばですので、
ご興味のある方はJCOSE、SCN-SGのみでなく、共に活動できると嬉しいです。
