最近の世界情勢の中で、『アメリカ第一主義』『国・地域間の紛争』『不当な人種差別』といった、悲しい事案が数多く発生しています。
これらの事案の真因となっているのが、一人ひとりが持っている『価値観』の違い、そして強要にあると、私は考えます。
弊社は『価値創出』と『相互理解』を理念に掲げており、上記の事案は弊社の理念に多く反するだけでなく、社会通念としても憂うるべきものであります。
そもそも人が持っている『価値観』とは、人が生まれてから現在までに経験・実体験した内容に基づいて形成されるものであり、
友人・知人はもちろん、家族、両親との間でも異なるものです。
当然ながら、共通する部分もございますが、大部分が異なっていると思っていただいてよいかと思います。
その中で現在、社会問題となっているのが、他人を自分の『価値観』のコントロール下に納める『承認欲求』が横行している事実です。
・アメリカ第一主義
・民族間、地域間紛争
・不当な人種差別、民族差別
・ハラスメント
・誹謗中傷
・ストーカー行為
これらすべて、『承認欲求』によって引き起こされます。
人は自身の『価値観』に基づいて、他人、組織をコントロール下に納めると安心する生き物です。
しかし、自分と他人の『価値観』は全く異なります。
先ほどお話しした、関係が深い相手でも共通の価値感はせいぜい1割程度と考えるべきです。
現実問題、『承認欲求』は何の効力もないのです。
このような問題をなくすためにはどうしたらよいか?
人は『価値観』を変えることができます。新たな経験を積めばよいのです。
他人が持っている『価値観』を受け入れること、これも新たな体験になります。
自分と他人の価値観の『違い』を認識することも大切です。これを『差別(化)』と言います。
『差別』そのものは悪ではありません。『差別』を言いがかりに『承認欲求』を通すことが悪なのです。
その中で最も大事なのは、自分と他人双方が同等の『利益』を享受することです。
人は面識の有無にか関わらず、あらゆる伝手で繋がっています。
(社会システムとか、経営システムとか、経済システムとか、会社組織、人間関係とか←これもシステムです)
その関係が途切れると、社会全体に綻びが生じ、問題が発生します。
決して他人事ではありません。今一度考え直す機会として捉えて頂ければ幸いです。