



昨日、私が参加している研究会MBSE Learning Journeyの公開イベントMBSE Learning Journey Showcase 2026 Autumnに参加しました。
前回(6/18)は、SysML v1、v2の開発者に一人であり、MBSE方法論SYSMODの考案者である、Tim Weilkeins氏にご登壇いただきましたが、今回は本研究会のファシリテータで、私と一緒にSCDL2.0検討活動に参画いただいている村上和幸 氏によるMBSE方法論の講義および、共にE/E開発領域のエキスパートであるDavid Hetherington 氏、高田 広章 教授によるMBSE、E/Eシステム開発における体験談や『熱い』想いについて語っていただきました。
また、昼食休憩中には研究会メンバーによる実践事例紹介のLTセッションがあり、私もSCDL 2.0 検討活動におけるMBSE活用事例についてお話しさせていただきました。
当日は雨の中の開催でしたが、業界を代表するエキスパートも多数参加され、講演中も活発な議論が多く展開され、MBSEに対する興味・関心の深さが伺われました。講演中や講演後の懇親会においても、参加者より SCDL 2.0 に関するご関心やご質問を多くいただき、私個人として大変嬉しい思いでございます。
MBSEがINCOSEで正式に定義されたのが2006年、それから20年が経つのですが、実際にMBSEが活用されているのは航空・防衛領域など、一部の領域に限られている印象を受けます。 私自身、2011年に機能安全の活動に主体的に携わり、2015年に外国の認証機関の講演イベントにてMBSEについて初めて知り、関心自体はずっと持っていました。
今年、本研究会より第1期メンバーとして招待を受け、実際にMBSEを活用することによって、『正しい』MBSE方法論を知り、MBSEの『本当の』メリットを体得することを目的に参加しており、既にこれらを少しずつながら(といってますが、実際はかなり大きいインパクトです)体感しているところです。
現在は、SCDL 2.0 検討活動やクライアント先への技術支援・コンサルティングを通じて
MBSEの嬉しさを伝え、MBSE普及に努めておりますが、将来にわたって普及範囲を広げていければ、と思っております。
よく「MBSEのメリットは?嬉しさは何か?」と訊かれますが、私の答えとしては「唯一ではない」と思っております。それはMBSEを活用される個人や組織によって変わるはずです。MBSEの嬉しさは『相手から与えられるもの』ではなく、実際に活用することにより『自らが掴むもの』ではないでしょうか。そのためにはMBSE云々ではなく、各人、各組織自体がビジョン・あるべき姿を明確にし、ビジョン・あるべき姿を実現するための目標・ミッションを立て、それに到達する、到達し続けるための道筋を立てることが必須条件です。MBSEは目標・ミッション達成までの実現手段の一つとしてガイド・サポートを行っていきます。
最後に、本イベントにご登壇いただいたDavidさん、高田先生、村上さん、本イベントを運営頂いたリベラルロジックの中村さん、スパークシステムズ・ジャパンの河野さん、会場運営にご協力いただいた、ヤマハ発動機のスタッフの皆さま、そして参加いただいた皆さまに熱く御礼申し上げます。
