『山形新幹線』『E8系』をキーワードにAIで画像を描かせたら、N700系っぽい画像が生成されました(笑)
さて、本題に入りますが、
過日、電力供給装置の異常により運休していた山形新幹線E8系が、8月1日より運行再開する旨、報道がありました。
以下、共同通信社の記事(2件)です。
https://news.yahoo.co.jp/articles/b00dcc860ed69a3ec7c7d6087b3be1fc1b96971b
https://news.yahoo.co.jp/articles/c9492056cbb4e7471e809d30fcf03d9c878fedbb
異常の技術上の原因は多くのメディア等で伝えられていますが、
キッパリ申し上げますと、事実を正確に伝えられているメディアは殆どございません。
上記、共同通信社の記事は事実に基づいて正確に報道されています。
一部の視聴者、購読者はウソ・偽りの記事を鵜吞みにして、憶測・デマをSNS等で拡散しています。
一部を申し上げますと、
「電力供給装置の半導体部品と制御基板の組み合わせが不適切」
⇒ 不適切な表現です。装置単体ごとに半導体部品と制御基板の組み合わせが異なります。
「半導体部品を変更するのが悪い」
⇒ 不適切な表現です。生産効率向上、原価低減、品質向上等、然るべき理由があるから変更するのです。
「対策として、制御回路の保護素子が誤動作しないよう設定を見直す」
⇒ 電力供給と回路保護機能が正常に動作するように適合するのが、正しいです。
「E3系延命だな」
⇒ 旧型車両は老朽化が進んでおり、安全・サービスの両面から特段の理由がない限り更新していくのが基本です。
ほか、指摘すべき点が多数ございます。
一つだけ言わせていただきたいのは、
「お客様を快適かつ安心して目的地まで移動」させるために、
現場で開発・製造・サービス提供している方たちは相当の努力をしているのです。
現場の努力を水の泡にする役員・マネジメント層、
何も知らずに批判・誹謗中傷を浴びせる野次馬連中には、大きな怒りを覚えます。
私は本件に関して、専門スキルを持っていますし、現場で色々な経験をしてまいりました。
今はアセッサーとして、監査や教育を行っていますが、
『現場第一』の精神はいつも持ち続けています。